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2026/10/6

[CONFERENCE REPORT]  ECCV 2026 に参加しました 

2026年9月8日–12日 / スウェーデン・マルメ / デジタルヒューマン研究チーム

デジタルヒューマン研究チームは、2026年9月にスウェーデン・マルメで開催されたEuropean Conference on Computer Vision (ECCV 2026) に参加しました。ECCV はコンピュータビジョン分野を代表する国際会議の一つであり、世界中の研究者が最新の研究成果を発表・議論します。今回は、研究員の堀とリサーチアシスタントの出口がそれぞれ ECCVワークショップで研究発表を行い、国内外の研究者や企業関係者と活発な議論を行いました。

ECCV 2026 について

EUROPEAN CONFERENCE ON COMPUTER VISION

ECCV 2026 はスウェーデン・マルメで開催され、コンピュータビジョン、ロボティクス、生成AI、ヒューマンモデリング、医療応用など幅広い分野の研究発表が行われました。メイン会議では最新の視覚基盤モデルやエージェント技術に関する発表が数多く見られ、ポスター会場では世界中の研究者による議論が続いていました。当チームが取り組む「人間の運動理解」や「ウェアラブルセンシング」に関する研究も注目を集めており、関連する二つのワークショップに参加しました。

HuMoWM ワークショップでの発表

HUMAN MOTION-INFORMED WORLD MODELS & SOCIALLY INTELLIGENT ACTION

ワークショップ「Human Motion-Informed World Models & Socially Intelligent Action (HuMoWM)」では、人間の動きの理解と世界モデルを統合し、ロボットや自律システムの知能化につなげる研究が議論されました。講演では次のようなテーマが主に扱われました。

  • 人間行動を取り込んだ世界モデル

  • 一人称視点からの行動認識

  • 人間中心の Embodied AI

  • 自律移動・ロボティクスへの応用

  • 発表:Map-Mono-Ego

  • リサーチアシスタント 出口 博之

  • Map-Mono-Ego: Map-Grounded Global Human Pose Estimation from Monocular Egocentric Video

  • Hiroyuki Deguchi, Ryosuke Hori, Kotaro Amaya, Tsubasa Maruyama, Mitsunori Tada, Hideo Saito

本研究は、あらかじめ取得した3次元環境マップを利用し、1つの単眼ウェアラブルカメラ映像のみから装着者の環境内での位置と全身姿勢を精度よく推定します。身体に1つカメラを取り付けるだけで、その人が環境内のどこでどのような動きをしていたかを記録することができます。会場では一人称視点映像理解、世界モデルなど異なる背景を持つ研究者と議論し、より意味的な行動理解への展望やヘルスケア応用への展開について意見交換を行いました。

MoCha ワークショップでの発表

HUMAN MOTION CHALLENGES IN REAL-WORLD AND CLINICAL SETTINGS

ワークショップ「MoCha」は、実環境および臨床環境における人間運動理解をテーマとしたワークショップです。コンピュータビジョンに加え、デジタルヘルス、リハビリテーション、バイオメカニクスなどの研究者が集まり、実社会応用について議論が行われました。

  • 発表:FoGMap

  • 研究員 堀 涼介

  • FoGMap: Wearable Freezing of Gait Detection, Pose Estimation and Mapping in Daily Living Spaces

  • Ryosuke Hori, Taiga Karino, Daisuke Ichimura, Hiroyuki Deguchi, Hideo Saito, Tsubasa Maruyama, Mitsunori Tada

本研究は、足圧センサや慣性センサ,ウェアラブルカメラなどを用いてパーキンソン病を持つ方の歩行を計測し、日常生活の中ですくみ足(Freezing of Gait, FoG)がどこでどれくらい発生しているかを知ることを目的としています。ポスター発表では、歩行解析やデジタルヘルスの研究者、ウェアラブルデバイス開発企業、医療系スタートアップなど多様な参加者と議論し、FoG の検出に加えて日常生活における活動の質の定量化や長期計測の方法が論点として挙がりました。

まとめ

SUMMARY

ECCV 2026 では、人間運動理解、世界モデル、デジタルヘルス、ロボティクスなど関連分野の研究者との交流を通じて、多くの知見を得ることができました。今後も人の運動を理解・解析する技術の開発を進めるとともに、医療や日常生活支援への応用を目指して研究を推進していきます。

デジタルヒューマン研究チーム

ECCV 2026 / マルメ(スウェーデン)

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